中小企業診断士 自立に向けてのブログ

中小企業診断士にまつわる話を軸に、様々なトピックについて取り上げていきます。

ふるさと納税と税務署体験記

 改めて書くのも無粋のような気がしつつも書きますが、ふるさと納税とは、自分の好きな自治体に寄付ができ、その代わりに豪華な返礼品などがもらえる制度です(もともとの趣旨からずれている説明かと思いますが、、)。寄付した分は所得税から控除されるので、実質自己負担2千円で豪華な贈り物がもらえるというこで、私は何年か前からやっています。(*^。^*) 最近ではそのよさに気付いた人が増えてきたためか、急激にこの制度を活用する人が増えているようです。[1] おかげでこれまでスルーされてきた問題が表に出てきて、やりにくくなりました。(^_^;) [2]
 それはともかく、ふるさと納税のやりかたはとても簡単で、ある条件に入っていれば特例制度が使え[3]、それを使えばWEB上と封書による返信で手続きが済んでしまい、普通のサラリーマンなら年10万~20万は納税できます。[4] その返礼品で私は毎年霜降りの肉やイクラやら、好物を大量にゲットしています。(*^。^*)(くどいようですが、もともとの趣旨からずれていると思います、、)


 ちょっと前になりますが、私が昨年行ったふるさと納税について、とある理由で特例制度の手続きができなかった旨役所の方から連絡がきました。この手続きをちゃんとやっておかないと、昨年度ふるさと納税した分そのまま税金が増えてしまうことになるので、これはちょっとまずいな、と思いました。(^_^;) 役所の方が言うには、特例を受けたい場合は領収書をもって税務署で確定申告をしてくださいとのことだったので、押入れをひっくり返して領収書を引っ張り出し(とっておいてよかった。。)生まれて初めて税務署にいってきました。


 電話でふるさと納税関連の確定申告のやり方を相談したところ、税務署で手続きを行うには予約がいるということでしたので、有給休暇を取れる日を選んで予約しました。当日、やがて独立した時にはこうして確定申告をやりに税務署に行くのかなぁ(*^。^*)、なんて想像しながら小一時間かけて電車で行きました。予約した時間に行きますと、行った時期が税務署の閑散期ということもあったためか、職員さんがとても丁寧に対応してくれました。。くれたのはいいのですが、職員さん曰く、”ネットやられますよね?ネットが使える方なら、わざわざ来なくてもそっちで簡単にできますよ?”と、話している間に手続きが終わってしまい、拍子ぬけしてしまいました。。( 一一)
 所要時間5分あったかどうか。。(-_-;)
 まぁ、折角有給休暇を取得したことですし、家に帰ってゆっくりできるのでいいのですが。。


 いやーそれにしても、確定申告など手続きが便利になったのはいいのですが、その結果それまでそれで飯を食っていた人はどうなるのかな?なんて思いながら小一時間かけて元来た道を帰りました。競争を促進させて価格を抑えたまま便利になっていく。。経済学で当然のように考えられている考え方ですね。消費者にとってはありがたいことなので、これは良いことなのだろうと思うのですが、、、なぜかどこか素直に喜べないところがあります。
 なぜなのでしょうか?


[1] http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/file/report20160614.pdf
[2] 「急増! ふるさと納税を問う」(時論公論) | 時論公論 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス
[3] ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 申請用紙は郵送しましたか?~ワンストップ特例の注意点~
[4] ふるさと納税の控除額目安 | ふるさと納税サイト [ふるぽ]

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