中小企業診断士 自立に向けてのブログ

中小企業診断士にまつわる話を軸に、様々なトピックについて取り上げていきます。

閑話休題:実務経験2

 研究会に属していると、ポイントが獲得できる実務の機会がそこそこあります。今回、とある商品の販売支援で、どのような飲食店やお客なら取り扱ってくれそうか調査することとなりました。


 ところで、実務は実に大変です。受験生だったころ、勉強が一番大変で、実務は楽しみながらできるんだろうなぁなんて思っていたのですが、全てがそうではありませんでした。。
 当たり前ですが、知らないことがあるとこれを自分で調べないといけないわけですが、今回調査する商品について、私は全くの門外漢でした。ネットで調査する方法がありますが、そこから得られる情報(Information)は基本的には誰でも取得できるので、そんなに価値はないと思います。それよりも、誰でも手に入れることができない情報(Intelligence)にこそ、価値があると思います。


 どうしよう…と色々考えた挙句行き着いたのが、単純ですが、実際に飲食店めぐりをして、お店の人と会話を楽しみながら、その合間にニーズがありそうか感触を確かめる方法でした。
 まだ登録前の身ですので、経験を積ませていただくつもりで、資料代、交通費、注文品代は自腹です。平日は仕事があるので、飲食店めぐりができるのは主に夜になってからです。お腹の具合と懐具合もあるので、一日に回れるのはせいぜい1、2件です。もちろんそうした苦労とは関係なく、会社の業務は降ってきます。また、土日ともなれば家族サービスがあるので、時間確保と体力の維持が大変でした。そこら辺は受験の時とあまり変わらないですか。。(^_^;)
 店内の様子を観察したり、こんなの出せますか?なんて無茶ぶりを通じて、実はこういうことをやりたいのにこんな理由でできていないんですよーー…など、そのお店がどういう考えや悩みのもと運営しているか夜な夜な聞いて回りました。
 そうして、こういう飲食店ならニーズがありそうなので、この商品を取り扱ってくれるかも、という提案をしました。


 一方で、想定外の楽しさもありました。ある商品を通して飲食店をみると、そのお店にどの程度こだわりがあるかわかってきます。普段気にしていなかったことだったのですが、何軒か注意深く観察しながらお店巡りしている間に違いが分かるようになり、支援が終わった後も飲食店に入る度気になっています。


 さて、クライアントの評価はどうだったのでしょうか。。不安半分、楽しみ半分ってところです。結果は11月頃わかる予定です。


本番まで、あとわずかです。気を抜かず、頑張ってください。。




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