診断士試験に挑戦した訳
世間は卒業(某有名タレントの意味でなく、普通の意味の卒業です。)のシーズンでしょうか?
早朝の通勤時間に、夜通し飲み明かした学生らしき集団を見ました。彼らの中には、誰々と誰々が付き合っているだの、誰々の事が好きだの話ながら、ゆったりと改札口に向かう男女のペアがいました。
いいてすね。あの、時が止まったような一瞬、一瞬が。甘酸っぱい思い出がよみがえりました。
人生のモラトリアムとでも言うのでしょうか[1]?人生を楽しむのは大いに結構です。でも、もうちょっと早く歩くか、道を空けてもらえると助かります。通勤中のサラリーマンには、電車の乗り換え時間が少ししかありませんので。(-_-;)
さて、私はいわゆるバリバリの理系人間で、民間企業にて製品の研究開発に従事しています。この業務でよいところは、自分の裁量の幅が他の業務に比べて大きいところではないでしょうか?例えば、開発の進め方を自分のやりやすい方法で進めたり、1日の業務時間の使い方の自由度が大きかったりなどなど。。
そんな私が、ある日、診断士試験に挑戦しようと思った理由の1つは以下のようなものでした。
研究開発では業務に裁量があるといっても、決められた期日までに結果を出さなくてはなりません。そもそも誰も実現したことがないことをやろうとしている訳で、本当に実現できるかどうかなんてやってみないとわからないことが沢山あります。結果を出すため、残業のない日の方がないくらいです。
今でも思い出しますが、冬場の徹夜明けの朝方5時頃の寒さといったら、経験した人でないとわからないくらい尋常じゃないです。疲労と空腹に加え、断続的に襲い来る睡魔で、体の芯から震えるというか、人のいない部屋の暖房の設定温度を30℃にし、首にはマフラーを巻き、作業着の上から通勤用のコートを着込んでも一向に震えが止まりません。まさに歯がガタガタと鳴って、自分の意志ではどうにもならないくらい体が勝手に震えるのです。
それはさておき、そんなこんなで自分なりに一生懸命頑張っているのですが、会社の業績の方は一向に上向きませんでした。次第に開発期間が短縮され、開発コストの削減も求められる中、益々失敗の許されない環境下での緊張の連続です。はっきり言って悩みます。
そんなある日、私はたまたま読んでいた本から”中小企業診断士”なる国家資格があることを知りました[2]。
(次回につづく)
[1]https://kotobank.jp/word/%E3%83%A2%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0-142803
[2]