中小企業診断士 自立に向けてのブログ

中小企業診断士にまつわる話を軸に、様々なトピックについて取り上げていきます。

1次本試までの勉強の仕方 続き

 先日ですが、アリが引っ越ししているのを目撃しました。Σ(゚Д゚;)アラマッ

 これは”ガイアの夜明け”でも取り上げられたことのある”アリさんマークの引越ピー”の話をしているのではなく[1]、本物の昆虫のアリの話です。皆、一つずつ白い荷物を持って、10m先の新居に向けて隊列をなして、引っ越しをしていました。初めて目撃したことと、余りのスケールの大きさに、年甲斐もなく好奇心をそそら、道行く人の目も忘れ、しばしの間眺めていました。白い荷物は何だろうと、ちょいと見させてもらった所、アリの幼虫かさなぎのようでした。( ゚Д゚) ナント! これから雨の多い季節になりますから、雨漏りの少なそうな新居でも見つけたのでしょうか?

 

 信じますか??


(前回の続き)


 さて、勉強のやり方に苦労した私は、とりあえず問題を解いて、どういう問われ方をしているか論点を確認した上で、改めて教科書を見ながらその部分を勉強するにしたわけですが、練習問題集を解くことを通じて、教科書のどこの部分を重点的に憶えればよいかわかるわけです。


 例えば、企業経営理論のプロダクト・ポートフォリオ・マトリックスに関するH24-7の問題を見てもらいますと、単純に”金のなる木”、”花形”、”問題児”、”負け犬”といった言葉とマトリックスでの位置関係だけを憶えるのではなく、市場成長率調達資金源といった視点でも憶える必要があるといった具合にです。確かによーーく読めば、上記のことはテキストに書いてあるには書いてあるのですが、細かすぎてなかなかすべてを憶えようとは思いません。どこまで憶えなくてはならないかは、やはり、実際の問題を見てみないことにはわからないわけです。


 特に、問題集の中には親切に正答率が80%以上の問題を”A”、60%以上80%未満のものは”B”、40%以上60%未満のものは”C”などが書いてあるものもあります[2]。問題集を見てもらえば分かりますが、仮に正答率A、B、Cの問題がすべて解ければ、十分科目合格圏内に入れます。また、正答率が40%未満のものははなから解けなくてもよいと割り切ることで、重点的に勉強すべきところが絞られてきますし、気も楽になります。その上で心や時間に余裕が出てきたら難しい問題にも手を出せばいいわけですから、費用対効果は高くなります。


 というわけで、振り返ってみると、この方法が合格点を採るには一番効率的でした。が、私の場合、気づいたのが、6月に入ってからでした。(´-ω-`)

それも、”テキストを憶えている時間がなーーい。仕方がないから問題解きはじめちゃえーー!”と、精神的に追い込まれての結果でした。(-_-;)


 1次本試まであと2カ月。本番までに復習も含めて間に合うか、非常に微妙な状況でした。

 それでも、7月に受ける予定の模試ではある程度実力を把握しておきたかったので[3]、ここは睡眠時間を削ってでも問題集は一通りやりきろうと、猛追を開始しました。

 

 その結果は、、、、。

 またの機会に触れたいと思います。。。。(;一_一)



[1] 

アリさんマークの引越社「追い出し部屋」事件 社前抗議行動 2015年10月1日 懲戒解雇撤回されるも「罪状ペーパー」が増えていた!



[2]

中小企業診断士 第1次試験過去問題集 (1) 企業経営理論 2016年度
中小企業診断士 第1次試験過去問題集 (1) 企業経営理論 2016年度
TAC出版
2015-11-19


[3] http://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_1jkoukai.html

1次本試までの勉強の仕方

 1次試験の申込受付期間が始まっております。まだ申し込んでない方は、忘れないうちに手続きをしておきましょう。知り合いに、うっかり申し込みを忘れて受付期間終了後に申し込もうと協会に直談判してみたところ、冷たくあしらわれ、1年を棒に振った強者がいました。(/ω\)


 さて、ゴールデンウィークも終了し、既に模試なんかを受けられた方もいると思います。ここからは徐々に1次本試に向け、ひたすら問題を解いては間違いを修正をする、の繰り返しになるかと思います。


 1次本試に向け横浜にある受験校に通っていた頃、私の勉強の仕方は、当初、まず教科書に書いてあることノートにまとめ直し、一通り憶えてから、配布された練習問題集を解くということをやっていました。この方法は、一旦ノートにまとめることで頭が整理でき、かつまとめるところを重要なところに絞ることで効率よく憶えられるのが良かったです。しかし、この方法では、2月後半頃から、授業のペースに徐々についていけなくなりました。そして、一科目終わるごとに行われる答練という模試では、配布された練習問題集を1周する前に受けざるを得なくなり、その結果ぼろぼろの成績になるのが落ちでした。そんな自分に自己嫌悪になり、勉強しても点数が取れないことからモチベーションが低下し、疲労もたまるという悪循環に陥りました。


 そこで、ノートにまとめ直すことを断念し、重要そうな事項にマーカーを引いて下敷きで隠しながら憶えていく方法に切り替えました。中高生だった頃、よくやったあの方法です[1]。これは、教科書に線を引くだけなので、授業を聴きながらでもでき、ノートにまとめるよりも格段に時間の短縮化が図れました。


 しかし、この方法もすぐに欠点が露呈してきました。(-_-;)


 1つは、全て重要そうな感じがして、テキストに線を引きすぎちゃって、マーカーで隠したところが何が何だか分からなくなってしまうという点です。”何だったけなぁ~”、と、チラッと下敷きをどかして、”ああ!そうだ、そうだ”、というような状況がしばしば生じて、一向に憶えられなくなってしまいました。しかも憶えることも多すぎて、答練までに1回は練習問題を解くことは、これまた中々できませんでした。。特に、”練習問題は本番まで3回繰り返してください”と指導されていただけに、本試までの日程を逆算するととても間に合いそうもなくなってきました。(; ・`д・´)

 もう1つは、よく出る箇所とあまり出ない箇所の差が、マーカー線を引いてしまうことで区別がつきにくくなるという点です。ほとんど出ない箇所にも同様にマーカー線を引いてしまうことで、そこにも相当の時間をかけて学習してしまい、費用対効果が低くなってしまいました。

 そこで、どうしたかというと、憶えるのを一旦あきらめて、とりあえず練習問題集を解き始めました。当然、全く正解することはできないです。しかし、正解する問題もあるわけです。なぜ正解したか?理解していたのなら、その部分の教科書を改めて憶える必要はないのです。あてずっぽうや間違ったなら、どういう問われ方をしているか論点を確認した上で、改めて教科書を見ながら、その部分を憶えるようにしました。

 

 振り返ってみると、効率性からはこの方法が一番でした。


(次回に続く)



[1]

★暗記シリーズ 緑マーカーと赤シートのセット★
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企業経営理論:アウトバウンド・インバウンド

 1次試験の申込受付期間が始まっております。まだ申し込んでない方は、忘れないうちに手続きをしておきましょう。


 さて、企業経営理論で苦労されている方は多いかと思います。私もその一人でした。なにせ、初めて聞く言葉が多いこと、多いこと。((+_+)) 
 漢字で書かれれば、何となくこういうことを意味しているのかなぁ、なんて予想できますが、カタカナで書かれるとそれすらかなわない。。。Orz 1次なら勘でマークすることもできるでしょうが、H24事例II第3問のように、知らない用語が2次で出てきた日には目も当てられません。そのため、数多くあるカタカナ用語、特に1次で出された用語を出来るだけ多く憶えておくことは、避けて通ることができませんでした。(*_*;


 今年の3月ごろだったでしょうか?ワールドビジネスサテライト(WBS)を見ていたら”インバウンド”という言葉をよく耳にしました[1]。これと対になる言葉として”アウトバウンド”というのもありますが、受験生時代、これらの用語の意味がイマイチよく憶えられなかったのを記憶していて、番組をみながら思い出しました。( 一一) WBSでは、インバウンド需要を、海外の観光客が日本にきて行う需要というような意味で使っていたようです。そして、今後はアウトバウンド需要を狙っていこうということで、日本のモノを海外に販売展開することというような意味で使っていたようです。


 そもそも私がインバウンドとアウトバウンドという言葉を知ったのは、企業経営理論の勉強をしていた時で、インバウンドは”企業側が、顧客などから電話で注文を受ける営業スタイルのこと”、アウトバウンドは”企業側が、顧客などに対して電話をかけてアプローチする営業スタイルのこと”のような意味で習いました[2]。そのほか、”インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティング” や[3]、”インバウンドSCMとアウトバウンドSCM[H24-11]”などありました。更に、似たものに”インサイドアウト思考”と”アウトサイド思考”というのもあり[4]、ここまでくると頭が混乱して、一番始めに憶えたインバウンドとアウトバウンドの意味が分からなくなってしまう始末です。。(-_-;)


 本試までまだまだ時間がありますので、そういった混乱はまだ起きにくいかもしれません。が、だんだん本番に近くなり、頭の知識が増えてくると起こる現象かと思いますので、皆さま、くれぐれも気を付けてください。


[1] http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/
[2] 「インバウンド」と「アウトバウンド」の意味とは? http://iso-labo.com/wakaru/business/inbound_outbound.html
[3] インバウンドとアウトバウンド。BtoBマーケティング実践における2つの関係性と成果を出すための考え方 http://www.onemarketing.jp/lab/detail/51
[4] 佐々木常夫オフィシャルWEBサイト http://www.sasakitsuneo.jp/column/seven/3.html