中小企業診断士 自立に向けてのブログ

中小企業診断士にまつわる話を軸に、様々なトピックについて取り上げていきます。

中小企業経営・政策:小規模企業の記事はなし。それでも…

 昨日は、東京はいい天気でしたが、暑かったですねー。そして、どーでもいいですが、今日は、13日の金曜日ですか[1]。。Σ(゚Д゚)


 私は、受験1年目で1次合格していたので、2年目は2次を受ける権利をすでに持っていましたが、2年目も一応1次を受けることにしました。それは1次で出された内容が2次でも出されることがあると聞いたからです。パッと思いつくのは平成24年度事例IIに出題された”コーズリレーテッドマーケティング”でしょうか?これ、言葉の意味が解らないと解答に窮してしまいます( ;∀;)。ですが、この言葉自身は企業経営理論のH21-30-1に出てきています。1次の過去問をしっかり勉強されていた方は、かなりラッキーだったのではないでしょうか?ですので、1次を受けない方も、一応、今年と過去数年の企業経営理論や財務会計、運営管理は目を通しておいた方が良いかもしれません
 私の場合、1次は1度は合格したことがあるので2度目は楽かなぁなんて思い、何科目か目を通すくらいなら落ちてもいいから7科目全部受けちゃえ!的な軽い気持ちと、不吉ですが、次の年も2次を受ける必要になった時の保険として受けようと思いました。


 ただ、困ったのは”中小企業経営・政策”の勉強でした。それは、特に小企業経営のパートで、1年目に勉強したことと明らかに数字が変わっていたのです。


 落ち着いて考えてみれば、当たり前といえば、当たり前なわけですが、1年目の経験で得点源だと思っていた科目だけに、これは一大事でした。(;^ω^) 念のため早めに市販のテキストを購入していたので、本番直前に気づくような事態にならず、助かりました。再挑戦の方で、今年1次を受験する必要がある人は、念のため今のうちに市販テキストを購入して目を通しておくことをおススメします。
 私も今年のテキストに目を通してみたのですが、パッと見ただけでも、何か所か数字や内容が変わっていました[2]。そうした中にあって、変わらず今年も使えそうな語呂合わせがありました。それは、


小規模企業の記事はなし。それでも従業員はにこやか。(*´Д`)


 これは小規模企業に関する語呂合わせで、”記事はなし”の部分が全企(記)業数の87(はな)%、全事(事)業所数の74(なし)%を示します。そして”従業員はにこやか”の部分で従業員数は総数の25.8(にこや)%であるという意味です。
 ここら辺は、例えばH27-1-1H26-4-2のように同様な問題がここ最近問われているようなので、結構使えるのではないでしょうか?


  それでは、申込書類の入手を忘れないようにしてください[3]!!


[1] 

13日の金曜日 [Blu-ray]
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ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21
DVD


[2]

中小企業診断士 スピードテキスト (7) 中小企業経営・中小企業政策 2016年度
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TAC出版
2015-12-18

[3] https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_h28_shiken/H28_1ji_shiken_about.html

閑話休題:気晴らしも必要ですね

 昨日、今日と、模試を受けられた方、お疲れ様でした。そしてゴールデンウィーク中、ずっと勉強をしていた方もお疲れ様でした。


 さて、私はバリバリの理系です。ですので、会社の業務は製品開発のようなことをやっています。技術に関する打ち合わせでは、良い意味で上も下も関係なく、ざっくばらんに議論が行われます。でも時々、「そんなことも知らねぇのかよー<(`^´)>」なんて、余計な一言を言う輩がいます。そんな時私は、”クライアントにもこんな人はいるんだろうなぁー(´-`).。oO”と心に言い聞かせながら、怒りを抑え笑ってごまかすか、聞かなかったことにします。しかし、イラッとすることが続くと、”魔法少女まどか☆マギカ”の”ソウルジェム”のように、積もり積もったストレスで私の心がだんだんと濁ってきます。。。(-"-)[1] そこで、またクリアな心に戻す必要が生じるわけですが、どんな方法がありますかねー??(´-ω-`)


 以前は家飲みでウサを晴らしたりしておりましたが、これは体に負担がかかることをしばらく後に実感しました。。(*_*; 今では自分一人の時間を作ることがいいかなぁ、なんて思っています。周りに邪魔されない状況というのは、実に気楽です。誰に気兼ねするでもなく、自分の好きなことをやっています。さすがに祝日や休日は家族との相談が必要ですが、平日でも一人になりたいときは、定時とともにさっさと帰ることにしています。日本の会社では、どうしても周りに気兼ねして何となく残業をしていかないといけないような気がしますが、そこは製品開発に従事している者の役得といいますか、資格を取得したものの強みといいますか、割りきっています。しかし、そういう風に割り切っているせいか、結果的に業務効率は良くなっていると思います。


 明日から通常業務が始まりますが、休みの日には勉強に全神経を集中させるためにも、疲れた体は平日(特に業務時間中??(;^ω^))に癒すつもりで、割り切って業務を行うのも一案だと思いますが、いかがでしょう?


[1]

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経済学:産業連関表

  今日から1次の申込書類の配布が始まるのでしょうか[1]。早いもので、もう、そんな時期なんですね。。


 明日は1次の模試を受けられる方もいるかと思います。この模試に向けてゴールデンウィーク中必死に頑張って来たことでしょう。そして、ゴールデンウィークの最後の二日間(今日、仕事の方もいるかと思います)を模試で締めることになるわけですが、正直、しんどいかと思います。しかし、ここを乗り越えてこそ、1次合格が見えてくるわけです。疲れた体と心は仕事中に休むつもりで行ってもいいかと思います。

 また、ゴールデンウィーク中に受けるつもりがなかった方も、模試は本番に必要な知識や論点を効率的に把握できるので、自宅受験でもよいので、各受験校の模試はできるだけ受けておいた方が良いと思います。


 さて、H27-22でも出題された産業連関表ですが、受験生だった頃、答練(受験校での模擬テスト)で出題されたのですが、表の見方がイマイチよくわからず、カンで解答していたのを記憶しています。       
     

[出典]平成27年度中小企業診断士 第1次試験 経済学・経済政策 第22問


 間違えるたびに復習してみたものの、しばらく時間が経つと忘れてしまう、の繰り返しでした。(´・ω・`)そこで、本番では以下のように要点だけ暗記して挑みました。


縦方向はInput、即ち投入量中間投入粗付加価値がここに入ってきます。
横方向はOutput、即ち生産量(需要量)中間需要最終需要がここに入ってきます。



 問題文は、”一般機械(小)部門が電力・ガス・水道部門から購入した中間投入財の金額と一般機械(小)部門が生み出した付加価値額”の組み合わせについて問われています。
 まず投入ということから、一般機械(小)部門を縦方向に見た金額が投入した金額となります。そして電力・ガス・水道部門からは1670億円投入されたということが読み取れます。
 次いで、一般機械(小)部門の付加価値額ですが、こちらもInputになるので、一般機械(小)部門を縦方向に見て、国内生産額と内生部門計の差が付加価値額になります。即ち、15676-9610=6660億円です。従って、解答は


この憶え方、いかがでしょうか??


 受験生だった頃は、ここらあたりで止まっていたのですが、色々調べてみるとこの表は色々深い意味がありそうです。さすがに本試には出ないと思いますが、ご興味がある方は参照[2]を見ることをおススメします。また、縦と横で国内生産額が一致するのは、生産面から見たGDPと支出面から見たGDPが一致する、いわゆる三面等価の原則に対応するらしいです。。


 ちなみにH27の問題で”需要合計”が”国内生産額”よりも大きいのは”輸入”した分、需要が大きくなるからです。中小企業庁のホームページに本問題のオリジナルデータがあるので、これもご興味がある方は参照してみてください[3]。


[1] https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_h28_shiken/H28_1ji_shiken_about.html

[2] http://www.soumu.go.jp/main_content/000286849.pdf
[3] 中小企業庁 規模別産業連関表 統計表一覧のエクセルファイル、シート表3-1、列BV参照 http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/renkan/index.htm